おはようございます。
簡単に使っていい単語ではないのかもしれませんが、そうとしか言えないような状況に昨夜なったので書かせていただきますと……ひっさびさに過食をやらかしました。
中学生の頃に拒食型の摂食障害で極端に体重が落ち、日常生活もままならなくなって1ヶ月ほど入院したことがあるのですが、その後、すぐ非嘔吐過食に切り替わってしまいまして、お恥ずかしながら体重が数値上「倍」になった経験があります。半年で体重が30㎏から60㎏になった私を、当時の、事情を知らない隣のクラスの方々はどんな風に噂していたのか……もう十年以上前のことであるはずなのに、思い出そうとするとひやっとしますね。
その後も制限型拒食で痩せたり非嘔吐過食で一気に太ったりを繰り返しながら大学入学まで来ており、大学・就職時代はある程度落ち着いたかなと思われたのですが、その後、結婚してからの不妊治療中は過度のストレスとホルモンバランスの乱れにより、慢性的に緩く過食気味、といった調子で体重は増えたまま、なかなか落ち着きませんでした。
夫とは私が小学生時代からの付き合いで、私が30㎏の頃も60㎏の頃もその後体重が安定していなかったことも知っているため、どんな風になっても態度が変わることはありませんでした。その姿勢には本当に救われましたね……。
そこから数kg体重を落として、BMI22ほぼぴったりで迎えた5回目の顕微授精、そして妊娠。食欲はちゃんとあるのに食べられない、という人生で初めてのつわり症状を体験し、嘔吐恐怖の気がありながらも吐かずにはいられないという期間を経て(この時は「あれっ、私も吐けるんだなあ」と我が事ながらちょっと驚きました)、その後異常な食欲に悩まされながらも、野菜中心の生活を続けながら、過食らしい過食は一度もなく、体重も妊娠8か月にして非妊娠時から3㎏増の状態で、それなりに順調なコントロールができていたつもりだったのですが……。
いや、ついに、ついにやらかしてしまいましたね……。
いつもなら夕食は野菜鍋の〆にオートミールを入れて、あとふかし芋をデザートに食べて終わりのはずだったのですが、昨日は〆に卵とクリームチーズを加えてリゾット風にした上で、ふかし芋の後にガルボ一袋、鮭の中骨水煮缶、豆腐半丁、トースト6枚切り2枚、塩スイカ味のこんにゃくゼリー3個、あとチェルシーという甘い飴を8粒くらい……まだあった気がするけれど思い出せるのはこれくらいかな……。
正直、鮭の中骨水煮缶とこんにゃくゼリーくらいならこれまでもそこそこの頻度で食べていたのですが、ここまでの量は妊娠期間中で初めてだったかもしれません。ガルボを食べきったあたりから満腹中枢が働くなってしまったらしく、トーストを焼くためにキッチンに下りて、焼けるまでの間に冷蔵庫の豆腐に塩を振って立ったまま食べる、とかいう恥ずかしいことをしていました。更に1枚では足りなくなって再び部屋を出てキッチンに向かい、2枚目のトーストを焼きながら甘いものを探して飴を引っ張り出してくるとかいう……正気の沙汰じゃないことを……していて……いやもうほんと何をしていたんだ昨日の私は……。
罪の証として、昨日食べた一番高カロリー低栄養のものを残していきますね。これ一袋食べるなら野菜鍋もう一人前用意した方がずっと体によかった……。とっても美味しかったけども……反省……。


食べた分だけ今朝、しっかりと体重は増えていたので、反省しつつしっかりウォーキングをしてきました。流石にこれだけ食べた次の日の朝なので空腹感もなく、大根を梅湯で煮込んだものを汁だけ飲みつつ、傍らに白湯を置いて今、これを書いています。
書きながら、果たして昨日のあれの原因は何だったのかなあ、と思い直しているのですが……。
昨日は昼から、6月に受けた不妊治療の助成金申請に向かっていたのですが、県に引き続き、市の方でも書類の不備を指摘されて、あちこちたらい回しにされたのですよね。元々、病院側の金額計上ミスで再度の発行を依頼するという手間を挟んでの申請だったのですが、更に「これでは受理できない」とか「こちらではその資料を用意できない」とか「28日までに頑張って貰ってきてくださいとしか言えない」とかあちこちで拒まれ回されの繰り返しで、予定していた3倍くらいの労力をかけての申請になってしまいました。
それに加えて別件で、パーキングパーミットの申請、ネットバンキングの開設依頼など、役所や保健所や銀行を回る作業が重なり、帰宅してからもテレワークのため架電を繰り返し行う(しかも繋がらず不毛な作業に終わる)などしていました。
いつもより疲労とストレスがあったことは否定できない、かな。
ただ、多忙やストレスはこれまでの人生においても多々あり、その度に過食に走っていたかというとそういう訳でもなく……多忙による疲労は休めば回復しますし、ストレスも食べることによる罪悪感でかさ増しされることが分かっているため、余程判断力が鈍っていなければ「よし食べよう、食べなきゃやっていられない」とはならないはずなんですよね。
となると、これまでを振り返って考えた時に何が一番引き金となっていたかというと……間違いなく「不安」です。現時点で解消の手段がないものに対して、食べることによる一時しのぎをしようとした結果が今回のこれ……であるような気がしています。
私、本当に帝王切開が怖いみたいですね……。
逆子体操やマッサージもほとんど効果がない、みたいなネット情報をよく見かけますし。妊娠中期までは羊水の中をくるくる回ることは多々あるようなのですが、後期になっていのちの体が大きくなってくると、回転も難しくなってくるようですし。35週までに9割が元に戻ると言われている、などという話も聞きますが、健康優良児であったはずの夫の精子無力症診断、顕微授精からの稽留流産、もう消化試合だろうと思っていた5回目移植での妊娠……など、良くも悪くも色々な低確率をこれまで引き当てて来てしまっているが故に「まさか私が残りの1割になるはずもないだろう」などとお気楽に考えられるはずもなく。
そもそも、自然妊娠の痛みにさえ恐怖を覚えが故の無痛分娩希望だったのに、自然妊娠はおろか、それ以上の恐怖と術後の痛みを伴う帝王切開の覚悟など出来ているはずもありません。
親知らずを歯茎切開で引き抜いたり、卵胞摘出のために小さな穴を開けたり、流産手術をしたりと、それなりに経験はあるはずなのですが、3kgを取り出せる程度にまでざっくりぱっくり大きく切開したことなんて流石に……。
完全に未知の手術、完全に未知の痛み。親知らず抜歯後の鈍痛にさえ数日間苦しい思いをしたのに、耐えられるのだろうか。コロナ禍による面会禁止で誰の助けも得られないまま、痛みと戦いながら生まれて来てくれたいのちのお世話なんてできるのか。すごく、すごく不甲斐ないことになってしまいやしないか。生まれて来てくれたことへの喜びを感じる間もなく、ただただ痛みで頭がいっぱいになってしまいやしないか。どうにかして予定通り計画無痛分娩で出産できないだろうか。いのちに負担が掛からない方法で、頭位へと戻すことはできないだろうか。
そんな……今考えても仕方のないこと、でも考えずにはいられないことが頭の中をぐるぐると巡っていました。食べるために口を動かし美味しいなあと感じている間だけは、仕様のないことを考えずに済みました。
そういう「一時凌ぎ」の手段として、昨日の私は食べ物を使ってしまったのでしょうね。
少し話は逸れますが、私が栄養学を専攻しようと思ったのは元々、こうした「心と食事と体のバランス」を知識と技術で取れるようになりたいという望みからでした。そして叶うならその道のプロになり、同じような状態で悩んでいる方の健康管理の難しさに寄り添えたら、と。
管理栄養士となり、特定保健指導に従事することで一旦はその夢が叶った形ではありますが、だからといって自らの健康管理がより適切に行えるようになったかと言われると……そうも言い切れない部分が多いなあ、と感じています。
健康管理のためには、食事だけでもいけないし運動だけでもいけないし、ストレスから逃げてばかりでもいけないし、不安のない生活など在り得ないし……。自らの生活が何によって乱れるか、その乱れにどう対処していくべきか。これらはもう、私自身の一生の課題になってしまうような気がしています。時と経験が解決してくれることもあるかもしれませんが、それでも無駄に時間を費やすことなく、どうするのがより適切か、ということはこれからも考え続けていたいですね。
何はともあれ、昨日は本当に、自分本位な不安と恐怖のために、お腹の中のいのちには最悪の環境を作ってしまっていました。血糖値もきっとだだ上がりで、とてもびっくりしただろうな……。
今日は久しぶりに昼前から夫と外出し、海の見えるカフェでカレーの外食をした後で、陣痛・入院バッグの中身を整えるために西松屋へ向かおうと思います。出産後のベビーグッズはもう少し後、年末セールでより安く購入できると信じているため、今は「いつ必要になってもおかしくない」分だけ先んじて用意しておこうかな、という趣旨です。気分転換も兼ねて、ちゃんと美味しく楽しく食事ができるといいなと思います。
い、いや! 昨日の過食もひとつひとつはとても美味しかったんですよ! やはり身体は栄養を摂れるだけ摂ろうとしているからか、非妊娠時の過食とは違い、食べた瞬間の満足感は昨日の方がずっと大きかったように思います。何を食べても「美味しい」とちゃんと思えていたものなあ。
長々と書いてしまいましたが本日はこれにて! 今日も頑張りましょう……!